なぜなぜ なぜ

なぜなぜ５回

なぜなぜ５回は、トヨタ自動車で実施されている改善法だということです。
改善するべきことを「なぜ？」「なぜ？」「なぜ？」「なぜ？」「なぜ？」と５回繰り返して検討する、追求するということで、呪文のように「なぜ？」・・・を繰り返すわけではない。

私はこの方法をある研修で聞いたのですが、それは素晴らしい、その通りだと感じました。
自分がそれほど深い考察ができているのかというと、そうではありませんが、実際に「なぜだろう」と繰り返し考えている者と、そうでない者との間には大きな差ができてきます。

問題が発生した場合やすでに何らかの改善点がある場合、「なぜそうなるのか？」「何が原因か？」「どうすればいいのか？」「継続できるか？」　というように考えていきます、特にポイントにしているのは「原因と結果」です。

この考え方は仏教の教えを参考にしている考え方なのですが、「なぜなぜ５回」の考え方を聞いたときに、これは仏教的な思考方法だと感じました。
真実や真理の探究は、どのような時代でも同様に真実にたどり着くんだということでしょう。

向上心を持っている人は、必ず「なぜ？」と探求し原因を特定します。
そして、「どうすれば？」と探求し原因をなくし、良い結果が出る原因を導き出します。
それが正しいかどうかは、実施して検証します。
これの繰り返しで、最終的な原因の発見と改善ができて行くはずです。
そして、継続できて再現性があり、一番簡単にできる方法を見つけたとき、それは完了だといえるでしょう。

私が言っているのは組織としてというよりは、個人的にも当てはまり、個人で探求するということが先ず必要だと考えます。
それから、組織での検討という過程をとるべきだと思っているので、個人レベルでの考察、探求、結論が重要な部分だと考えているのですが、それが間違っている可能性もあります。

私は議論することは、その場で１つの結論を見つけるべきだと思い、どうしても限られた時間で特定の結論付けを要求してしまう方ですが、時間をかけて複数回議論するより、良い結果が出る場合があります。